2021年5月27日木曜日

5/27(木)全国学力・学習状況調査~6年生

全国の小学6年と中学3年を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が本日実施され、本校でも6年生が取り組みました。

新型コロナウイルスの影響で昨年度は中止となり、実施は2年ぶりです。

本年度のテストは国語科と算数科の2教科。基礎と応用力を一体的に問う形で出題されました。

国語科も算数科も、特に難解な問題はなく、これまでに学んできたことを尋ねる問題でした。

さて、国語の学習といえば、物語文や説明文を思い浮かべがちですが、大問3問の中には物語文や説明文はなく、1問め<スピーチの場面>、2問め<調べ学習の場面>、3問め<意見文を書く場面>での出題でした。

資料を読み取ったり、資料を活用したりして、自分の考えを適切に分かりやすい文章に表す力が求められています。

算数科は、大問4題でした。

1問め 3か所の見学場所をたどる図をもとに、道のりや時間、速さの比較をしたり、時計を使って出発時刻を考える問題。

2問め 一つの直角三角形や二等辺三角形をもとに、その面積を求めたり、複合させた平行四辺形の面積を求めたりする問題。

3問め 学年ごとの9月の図書貸し出し冊数を表した棒グラフから、学年の傾向や比較、その理由を読み取る問題。

4問め あまりの処理や等分、2数の比較について割算を使って求める問題。

学校での学びが、生活や社会で生かされなければ意味がありませんし、社会で解決すべき課題は、ある一つの教科の力で解決できるものでもありません。様々な見方、考え方を駆使する必要があります。まさに、そのようなことが問われている問題でした。

例年テストに合わせて、児童生徒と学校に学習環境や取組状況等を尋ねる質問紙調査も行われていますが、今年はコロナ禍の影響を調査するため、休校中の家庭学習状況などを尋ねる質問もありました。

*朝食を毎日食べている。

*毎日、同じくらいの時刻に寝ている。

*毎日、同じくらいの時刻に起きている。

*携帯電話・スマートフォンやコンピューターの使い方について家の人と約束したことを守っている。

*1日のゲームの時間はどれくらいか。

*自分にはよいところがあると思う。

*将来の夢や目標を持っている。

*自分でやると決めたことは、やり遂げるようにしている。

*難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦している。

*人が困っているときは、進んで助けている。

*いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う。

*人の役に立つ人間になりたいと思う。

*自分の思っているこことや感じていることをきちんと言葉で表すことができる。

*自分と違う意見について考えるのは楽しい。

*友達と協力するのは楽しい。

*家には、およそどれくらいの本があるか。

*地域の行事に参加している。

*地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがある。

*昨年の臨時休校中、勉強に不安を感じた。

*昨年の臨時休校中、計画的に学習を続けることができた。

*昨年の臨時休校中、規則正しい生活を送っていた。

その他、全部で69問の質問項目がありました。

6年生は、テストにも質問紙にも真剣に取り組んでいました。

結果は、8月に文部科学省より公表予定です。

以下は、参考ページです。調査問題、正答例、解説資料、質問紙を掲載

https://www.nier.go.jp/21chousa/21chousa.htm